割箸老舗 株式会社 箸源 本文へジャンプ



間伐材割箸


 吉野の割箸は、植林された杉・桧の「間伐材」という山林の樹木の発育のために間引かれた木材を使って作られています。 混み合った森を間伐することにより、深林に光がさし、森が深呼吸をして、より多くの酸素が供給されるのです。   
 吉野地方の山林の多くは、杉・桧の人工林です。古くから《植林→間伐→伐採→植林》のサイクルを繰り返し行い、山が荒れないよう、次世代まで安心して暮らせるように山の手入れを欠かさず行ってきました。 近年 国産材の価格の下落が続き、後継者不足から杣人(そまびと:山の手入れをする人)の高齢化が進み、手入れ出来ない山が増えてきました。 切り出した木材を余すことなく利用するということは、木材の価格が上がるのと同じ意味を持ちます。端材が価値を持つことで、雇用が生まれ、今まで手入れの行き届かなかった山林(人工林)にも人が入り、昔のような元気な森が見られるようになるはずです。 
 現在吉野の杉材は、主に建築用に利用されていますが、その中でも割箸は、建築製品等に製材した後に残る「背板」と呼ばれる端材 だけを利用して、 熟練の職人の手で、一本一本巧みに加工され、その美しさを損なうことなく作られています。 



吉野材のサイクル

地明け(じあけ)
木を植える場所の枯枝などを燃やします。 灰は肥料となって苗木の育成を助けます。  
植林(しょくりん)
40cm程度に育った苗木を1本1本植えつけます。

下刈り(したがり)
苗木の育成の妨げにならないように、雑草などを刈り取ります。
枝打ち (枝打ち)
余分な枝を切り落とす枝打ちを行います。枝打ちを行うことで、節の無い良質な材となります。
間伐(かんばつ)
生長と共に日光が十分得られなくなるため、生育の悪い木や、曲がった木などを間引きます。
伐採(ばっさい)
育った木材を利用用途に応じて伐採します。
植林後、10年間は毎年1,2回の下刈りが行われ 14、5年で間伐が始まります。成長の悪い木を除伐して森の密度を調整するのです。 以後、80年〜100年で皆伐されるまで、数度の間伐が行われ、様々な用途で製材されます。
急な斜面が多いため大型機械に頼れずほとんどの作業は人の手で行われます。


間伐材認定

間伐は緑を育てる深呼吸

認定番号:K0411165

吉野杉箸商工業協同組合
当社が取り扱っております【杉】 【桧】の箸は、

平成十六年 全国森林組合連合会により

「間伐材」利用の箸として認定されました




吉野杉・桧のお箸(業務用) 吉野杉・桧のお箸(ギフト用)  吉野杉のマイ箸